半年間残業0分を貫いた所感

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2019年が始まって6カ月経ち、7月を迎えて数日ですがこの度半年間残業0分を達成したのでその所感なりいろいろと書いておくことにします

前置き

自分はAndroidエンジニア(つまりアプリケーションエンジニア)として働いてます。つまりIT企業勤めです。もっと言うと受託開発の部門で裁量労働制とかではないです

IT企業と言うと残業まみれみたいなイメージがあるかもしれませんが、自分が働いてるところはそこまで残業まみれという感じでもなく、めちゃくちゃ残業しまくってる人もいればちょっと残業して帰る人もいたり残業せずに帰る人もいたりとバラバラです(どちらかというとちょっと残業して帰る人が多いですかね)

そんな職場で2019年入ってから6月末まで(もっと正確に言うと2018年12月から現在に至るまで)残業0分、つまり毎日定時退社をキメてみたことについての話になります

残業の定義

まず、残業の定義を定めないとひょっとしたら人によって残業が指す事象が違うかもしれませんね

ここでの残業とは、終業時間から1分以上過ぎた場合を指します。なぜ1分かと言うと、職場が分単位で残業代を出すからです。定時退社ガチ勢としては終業時間から1秒以上過ぎた場合を残業としておきたいところですが、記録に残らないですし残業代も発生しないので、1分を判定値とします

なぜ残業しないのか

もちろん、なんとなく残業せずに定時で帰ってるわけではなく、定時で帰るにはそれなりの理由があります

理由①: 残業しようと思うほど給料を貰ってないから

まず、大半の人は残業する理由として仕事が終わってないからとか周りの人が残業してるからとか残業代で稼ぐためとかそんな感じだと思います。

自分は周りの目をあまり気にしないほうの人間であり、周りが残業してるからというのは残業するための理由にはなりません。また、仕事には責任感を持てとか、仕事が終わってないなら帰るなと思う人もいるかもしれませんが、責任感を持たせるとか責任を負えとかするならばそれ相応の給料を貰わないといけないです。残業してまで仕事するほど給料貰ってると思ってないので、仕事が終わってないから残業するということにもなりません

また、給料を貰ってないから残業して稼ぐということも考えられますが、(今のところ)人生は有限であり仕事のために人生を浪費するわけにもいきません。金を稼ぐならもっと給料のいい会社に転職するなり副業するなり他に方法はいくらでもあります。なので残業して稼ぐぐらいならさっさと帰ってエンジニア力を付けるとかYouTube見るとかTwitterするとか、もっともっと他に有意義なことをしたいということです

理由②: 誰も無能にしたくないから

個人的な信条として、“残業は誰かが無能だから発生すること”というのがあります。というのも、金を稼ぎたいとか帰宅ラッシュを避けたいからとか感情的な残業理由を除くと、残業してる人自身が無能で仕事が終わってないだけとか、マネージャーが無能でタスクを残業してる人に割りすぎとか、マネージャーや経営者が無能で残業せずには完成しない仕事を取ってきたり作ったりとか、残業の理由を突き詰めていくと誰かが無能だから発生した残業ということが多々出てくるでしょう

そんな中で自分は無能になりたくないし誰も無能にさせたくないので残業なんかせずさっさと帰るわけです

理由③: 残業する気にならないから

理由①と②は合理的な理由という感じですが、3つ目はモチベーションとか感情とかそういう系統の理由です

最初のほうにAndroidエンジニアやってますとか言いましたが、個人的にはAndroidアプリ開発に飽きてきたというか、開発言語のKotlinに飽きてきたというか、もっと言うとC#使いたいというお気持ちになってます。好きでもない言語を書くより、家でC#を書いてるほうが有意義なのでさっさと家に帰りてぇってなるわけです

もちろん、職場には稀にC#の仕事があります。そのときは多少モチベーションが出たのですが、開発環境がmacOSということもあって家のWindows環境でC#書きてぇとなり、そこまでモチベーションが上がりきらなかったこともあります(C#の開発環境はクロスプラットフォームになってきたとはいえ、未だにWindowsが1強です、というかVisual Studioが強すぎます)

好きなことならやる気出る、というどうしようもなく意識低い人間ですが趣味の延長線上で仕事をしてると考えてみるとごく当たり前の症状という感じもします

定時で帰るには

定時で帰るにはそれなりの努力が必要です。普段から定時で帰ることに周りの人が慣れてないと、定時退社でとやかく言われるということも世の中の会社ではあるかもしれません。そのため持続可能な定時退社である必要があります

定時前に退社準備を完了しておく

当たり前ですが、業務で使った端末の片付けや勤怠・工数の入力などは定時前に済ませてしまいましょう。もし、片付けとかは定時後にやれとか言われるならば、それは残業して片付けしろという業務命令ですか?と聞き返しましょう。片付けも立派な業務なので、業務は定時までに終わらせるのが鉄則です

定時間際に話しかけられたら帰りたいオーラを出す

定時退社する上で厄介なのは定時間際に人に話しかけられることです。行動が自分1人で完結することならば定時退社しようと思えばできるものですが、他の人に依存する行動(つまり会話)は定時退社しようと思ってもなかなかにできないものです

そういう会話を切り上げるために定時間際になったら帰りたいオーラを出しましょう。勤怠を押して、鞄を持って立ち上がれば自ずと話し相手は会話を切り上げてくれます。もちろん、会話を切り上げるということはそれなりの代償が必要ですが、業務上必要な最低限のことは翌日以降でも話しかけてくれることでしょう

それでもダメそうならば、“定時なんで帰りますね”と言いましょう。これで帰らせてくれないのは相当なことです。相当なことなら残念ながら諦めて残業して会話に付き合いましょう(自分は運がいいことに相当な事象に遭遇しませんでした)

毎日定時で帰る喜び

自分の職場は18時が終業時間で、帰宅に電車と徒歩合わせて30分ほどなので家に帰ったら寝るまで4,5時間ほどあります。これだけあればYouTubeで動画見たりNetflixでドラマやアニメ見たり、C#書いたりとそれなりのことは大体できます

そして週5日働いたら土日が休みでオールフリーというわけです。小中高+大学と家に帰ったら宿題に追われるという日々がなくなり家に帰ると完全に自由を満喫できるわけですから、定時で帰るということは精神的豊かに過ごす1つのポイントじゃないかなと思います


という感じで今回はここまでで。次回は半年後に1年間残業0分を貫いた所感という記事を書けるといいですね()